じぶん岬

「自分らしく」生きると人生ちょっと楽しい。興味があったらぜひ読んでください。

アダルトチルドレンとは?改善方法はあるのか?

※なるべく勉強はしてきたつもりですが、専門のカウンセラーなどではないので間違いがあるかもしれません。あったらごめんなさい。

また、心理学的な考え方だけの記事なら他の専門的なサイトを見たほうが勉強になると思うので、いろいろな視点から考察もしていこうと思っています。参考になったらうれしいです。

アダルトチルドレンの定義

アダルトチルドレン(以下AC)は、幼いころに不健全な家庭で育ったことにより、大人になってからトラウマを持っていたり、不自由な思いをしている人を指します。

ここでいう不健全な家庭は、虐待や育児放棄など極端なケースもありますが、家庭内がぎくしゃくしていたり、逆に手をかけられすぎた場合でも、本人が大人になって苦しい思いをしている場合は不健全な家庭といえるし、その人たちはACである、と言うことができます。

また、ACは病名ではありません。メンタルケアが必要な人たちをそう呼びます。また、症状の程度も関係ありません。

アダルトチルドレンの主な症状

症状は人によって違い、家庭の中でその人がどういった役割を演じてきたかによってタイプ分けされています。

いかに主なタイプを紹介しますが、実際はもっと多様な症状があると思います。ぼくもどれか一つに100%当てはまるということはなく、複数のタイプ(特に1と2のタイプでした)にまたがった症状だったと思います。

1.ヒーロータイプ

自分が家族の期待を背負って頑張ることで、家庭のゆがみをどうにかしようと思って行動してきたタイプです。

このタイプの人は外面的には努力家でしっかりした人という印象がありますが、反面過剰な自尊心を持ち、完璧主義がたたって自分を苦しめることがあります。対人関係では、相手に自分を尊敬するよう強制したくなる、という一面も持っています。

2.ケアテイカー(世話焼き)タイプ

自分が家族の世話を焼くことで、家庭のゆがみを改善するよう行動してきたタイプです。

このタイプは長男や長女に多いとされ、献身的で他者を思いやる性格ですが、自己主張や自分のやりたいことを抑圧してきたため、自分が何をしたいのかわからない、という人が多いです。

3.ピエロタイプ

自分が家族を楽しませたりすることで、家庭のゆがみから目をそらすよう行動してきたタイプです。

このタイプはユーモアがあって頭の回転も速い一方で、ストレスをため込みやすかったり、落ち着きがないという特徴があります。

4.スケープゴート(いけにえ)タイプ

自分が問題行動を起こすことで、本当の家庭のゆがみが表面化しないよう行動してきたタイプです。

このタイプは現実主義で人を助ける力をもっていたりしますが、やはり反抗的な態度や問題行動が表に出てしまっているのがネックで、自暴自棄になってしまったりします。

5.ロストワン(いない子)タイプ

自分からは問題を起こさないことによって、家庭のゆがみを大きくしないよう行動してきたタイプです。

自立していて手のかからない子である一方で、誰にも注目されないことで孤独感に苦しんでいたりします。

 

代表的な5つを書きましたが、どれか当てはまる節はあったでしょうか?

また、学校の授業への参加態度が成績に影響してくるような評価基準が原因となって、スケープゴートタイプは減少し、ヒーロータイプなどが増えてきている傾向があるようです。

もちろん間違った評価の方法ではないですし、頑張った子が評価されるのはすごくいいことだと思います。が、日常生活を評価するというのは、大人が考える「理想の子供」像を子どもたちに押し付けるやり方に思えます。多様性を否定しているような気がするんです。

ごめんなさい、話がそれました。(笑)

アダルトチルドレンで困ること

症状に違いはあってもACに共通することは、「正しく愛されなかった」ことだと思います。正しく愛するということは、親が子を「無条件で」愛するということです。

愛されなかったロストワンタイプやスケープゴートタイプはもちろん、ヒーロータイプの人は優秀でなければならない、という「条件付きの愛」を受け取って育った人が多いですし、

ケアテイカータイプやピエロタイプはむしろ愛を与えていたタイプで、愛されることに慣れていないかもしれません。自分、ほめ言葉を受け取るのが下手だなー、って人はいませんか?

そういった育ち方をすると、だんだん人間関係が歪んできてしまいます。なぜなら、過剰に人を気遣ってしまったり、尊敬を求めること、自己主張をしないことは健全な人間関係とは言えないからです。

小さい頃にできてしまった考え方の歪みが人間関係に悪影響を与えてしまうんですね。

ぼくの自己紹介の記事でも書いているのですが、愛されることが怖いというのは「本当の自分を知られれば嫌われてしまう」という完全主義的なヒーロータイプの歪みかもしれません。

azumisaki.hatenablog.com

アダルトチルドレンの改善方法

ACを改善させるということは、そのような既に出来てしまった考え方の歪みを矯正していくことだとぼくは思います。

自分が苦しくなる考え方の歪みを改めて、「自分らしく」生きられるようになることがAC治療のゴールだと思うんです。

自分の過去を振り返って、何が考え方の歪みの原因だったのか、また自分にはどういう歪みがあるのか、知ってみることが大事です。

知ったうえで適切なアクションを起こせば、必ずACは改善していくと思います。

アクションとしてはAC関連の本を読む、達成感を感じられるチャレンジをしてみる、程度がひどいと感じたときはカウンセリングや自助グループへの参加も考えられると思います。

 

読んでいただき、ありがとうございました。